東日本大震災・原子力災害伝承館HP:https://www.fipo.or.jp/lore/
伝承館概要と経緯紹介文
2011年3月11日、東日本大震災。
地震、津波、東京電力福島第一原発事故に伴う原子力災害により日常生活が一変し、多くの命が失われました。福島県では今も2万7千人以上が避難し、第一原発の廃炉は終わりが見えず、未曽有の複合災害の影響は今なお続いています。
福島県双葉町にある東日本大震災・原子力災害伝承館は展示や語り部講話、研修プログラム、研究事業を通じて、複合災害の事実や被災の記憶、復興に向けた歩みを国内外に発信しています。
「鎮魂と元気と希望をつなぐ復興マラソン」である東北希望の襷マラソン福島大会への協力を通じ、参加する皆さんと一緒に風評払拭(ふっしょく)や風化防止に取り組み、防災・減災の教訓を未来へつないでいければ幸いです。
高村館長プロフィール
1968年生まれ、長崎県長崎市出身。長崎大学医学部卒、同大学院医学研究科博士課程修了。2008年4月から長崎大学原爆後障害医療研究所教授。専門は被ばく医療学。
世界保健機関本部(WHO)テクニカルオフィサー等を歴任し、2020年4月から東日本大震災・原子力災害伝承館館長。
2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故直後から福島県に入り、
県民に放射線被ばくと健康影響について科学的な見地から説明を行ってきた。
その後は原発事故によって避難し、いち早く帰還を開始した川内村のほか、
富岡町、大熊町、双葉町の復興支援に携わっている。